Japan Breast Radiologists Young Club(JYC)

Japan Breast Radiologists Young Clubは、インターベンションを含むマンモグラフィ、乳房超音波、乳房MRI、核医学などすべてのモダリティに関する経験を共有し、知識を交換することによって、乳房画像診断をサブスペシャリティとする放射線科医の間で全国規模のつながりを形成し、協力関係を促進することを目的とし設立されました。

特に、新しい世代の放射線科医に乳房画像診断の重要性を啓発し、普及させるために、教育と研究の両面から将来の交流を促す環境づくりを構築することを目指しております。

 ■代表世話人
佐竹弘子 名古屋大学医学部附属病院

■世 話 人
飯間麻美 名古屋大学大学院医学系研究科
久保田一徳 独協医科大学病院
藤岡友之 東京医科歯科大学
本田茉也 関西電力病院

計5名(五十音順)

■お薦めの教科書
・乳房MRI検査マニュアル/日本乳癌検診学会
ハイリスクスクリーニングや精査のために乳房MRIを撮像する際に必ず守りたい実施方法が、分かりやすくまとめられています。
・乳房MRIを極める! サーベイランスからMRIガイド下生検まで / 戸崎光宏
日本と海外両方のガイドラインから見る乳房MRIやBI-RADS-MRIを用いた読影方法、乳腺病理、MRIバイオマーカー、MRIガイド下生検まで詳細にわかりやすく説明されています。

■論文紹介

▼ カテゴリー分類(MRI)

Kubota K, Fujioka T, et al. Investigation of imaging features in contrast-enhanced magnetic resonance imaging of benign and malignant breast lesions. Jpn J Radiol. 2024 Mar 20. doi: 10.1007/s11604-024-01551-1.

 ガドビストを用いた乳房MRI所見について、良性・悪性病変それぞれの特徴を検討した日本での多施設研究です。病変のBI-RADS所見に加え、背景乳腺の造影効果や病変の位置、年齢を組み入れた診断方法が紹介されています。

Kai R, Tozaki M, et al. Characteristics of Suspicious Breast Lesions Visible Only on MR Imaging: Is It Possible to Classify into Immediate Biopsy and Careful Observation Groups? Magn Reson Med Sci. 2024 Mar 22. doi: 10.2463/mrms.mp.2023-0065.

 日本ではまだMRIガイド下生検実施施設が少なく、MRIのみで描出されるカテゴリー4病変について、直ちに全てを生検するのは難しい状況です。本論文では、MRIガイド下生検を実際に行った病変を対象にMRI所見を解析することで、悪性可能性が高く直ちに生検を行うべき病変の特徴が示されています。


▼  拡散強調画像

Baltzer P, Mann RM, Iima M. et al. Diffusion-weighted imaging of the breast—a consensus and mission statement from the EUSOBI International Breast Diffusion-Weighted Imaging working group. Eur Radiol. 2020 Mar;30(3):1436-1450. doi: 10.1007/s00330-019-06510-3. Epub 2019 Nov 30. PMID: 31786616; PMCID: PMC7033067.https://doi.org/10.1007/s00330-019-06510-3

乳房MRIにおいても今後重要性の高まることが予想される拡散強調画像(DWI)ですが、撮像や読影時に気をつけるポイントがいくつかあります。本論文では、欧州乳房画像診断学会(EUSOBI)のDWIワーキンググループで提唱されたDWIに関する留意点について、その理由と共に簡潔にまとめられています。


▼Ultrafast MRI

Kataoka M, Honda M, et al. Ultrafast Dynamic Contrast-enhanced MRI of the Breast: How Is It Used? Magn Reson Med Sci. 2022 Mar 1;21(1):83-94. doi: 10.2463/mrms.rev.2021-0157. Epub 2022 Feb 25. PMID: 35228489; PMCID: PMC9199976.

乳房ultrafst MRIの基礎から臨床応用の方法、さらに実際に採用されているプロトコルまで解説されています。Ultrafast MRIの導入を検討されている方にも、すでに使用されている方にも、ぜひご一読いただきたい一本です。

Amitai Y, Freitas VAR, et al. The diagnostic performance of ultrafast MRI to differentiate benign from malignant breast lesions: a systematic review and meta-analysis. Eur Radiol. 2024 Mar 21. doi: 10.1007/s00330-024-10690-y. Epub ahead of print. PMID: 38512492.

Ultrafast MRIによって測定することのできるパラメーター(MS、TTE)の良悪診断能がまとめられたシステマティックレビューです。
以下のcommentaryもあわせてご参照ください:
Honda M, Kataoka M. Quantitative evaluation of breast lesions using ultrafast MRI has come so far. Eur Radiol. 2024. https://doi.org/10.1007/s00330-024-10801-9

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